文書にアポスティーユ(または公印確認)を取得するには、通常は、公証人役場、(一昔前までは法務局も)、それから外務省に申請と受取りの2回、訪問する必要があります。
ところが、特定の都道府県では、公証役場一ヶ所で、公証人認証、法務局長の公証人押印証明、外務省のアポスティーユ(または公印確認)を一度に発行してもらうことができます。
この制度は、公証役場のワンストップサービスと呼ばれています。2021年1月現在は、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県及び大阪府下の公証人役場に限られます。
今後、対象の都道府県が追加された時には、外務省サイトの以下のページに記載されると思われます。
【参考】申請手続きガイド 2 申請の流れ|外務省 (mofa.go.jp)
このワンストップサービスは、非常に便利です。
従来は、たとえば戸籍の翻訳にアポスティーユを取得する場合、弊所では、①まず公証人役場で公証人認証を受け、②その後法務局に移動して法務局長の証明を受け、③その後外務省に移動してアポスティーユを申請し、④後日(一番早くて翌営業日)外務省で文書を受領する、という手順でした。
公証人役場も法務局も外務省大阪分室も、弊所からは近いので自転車や徒歩で行ける距離ですが、それでも移動はなかなか大変でした。また、一連の手続きが完了するまで、最短でも2営業日必要でした。
それが、ワンストップサービスの開始により、そのすべてが公証人役場で完結するようになり、一ヶ所に移動するだけになりました。また、かかる時間は、以前の①の時間のみに短縮されました。最短でも2営業日、間に週末や祝日を挟むとどんなに急いでいてももっと日数がかかっていた手続きが、その日のうちに完了するようになったのです。
1日で完了できるメリットは、お客様にとって非常に大きいと思います。というのも、海外向け文書の認証を依頼されるお客様は、皆、急いでおられるからです。
認証取得代行のお客様は、多くは次のような手順を取られます。
このような一連の手続きには、大変な時間と労力がかかります。そんな中で、認証取得後の文書が1日でも早く返送されてくれば、長い手続きを効率的に進められ、イライラや不安が少しでも解消できるのではないでしょうか。
利用できる都道府県が限られているワンストップサービスですが、ゆっくりではありますが、対象の都道府県が増えてきています。便利なサービスですので、今後の対象地域追加に注目です。
【認証取得の代行、証明書の発行を承ります】
弊所では、公証役場のワンストップサービスを利用して、公証人認証から外務省証明までの手続きを一度に済ませることができます。
お急ぎの方は、弊所サービスをご利用ください。
また、外国領事の認証取得、行政書士認証の発行、翻訳証明の発行も行っております。
下記連絡先までお気軽にお問合せください。
電話:06-6944-3341
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