2008年に、アフリカの国、タンザニアのある行政手続について調査したときのことです。
海外から郵送で手続が可能か、そして具体的な手続方法を知りたかったのですが、ウェブ上ではその情報は収集できませんでした。
それなら、管轄行政機関に直接聞くのが一番早いはず。
幸いウェブサイトには、本部機関と各地のオフィスのTEL・FAX番号一覧、さらに問合せ用メールアドレスも載っています。
これだけ手持ちの番号があれば、どこかに連絡がついて質問できるだろうと思っていました。
まず、メールでの問い合わせは返信なし。これはまあ、予想どおりでした。
その後、電話とFAXでの連絡を試みたのですが、
不通、「国際電話は受け付けていません」 とメッセージが流れる、コールは鳴っているが誰も出ない、何回かコールが鳴ったら勝手に切れる、などなど。
曜日や時間を変えて何回もトライしても、一向につながりません。
管轄外の他のオフィスに片っ端から電話しても、同じ状況です。
2週間ほど経って、やっと2人の方と電話で話すことができました。
しかし、「書類の郵送で手続ができるのか」という一番知りたい点について、2人の言っていることが違います。
1人は「だめ」の一点張り、1人は「できます、私宛に送ってください」。
「できます」の方がこちらとしては有り難いので、その方宛に送ってみようとした矢先(ちなみに、その場合“心付け”を同封すべしというアドバイスも受けました)、この案件自体がキャンセルになってしまいました。
結局、正解はわからずじまいです。
ウェブが発達して情報が簡単に手に入るとはいっても、そうとは限らないと実感した出来事でした。
ちなみに、タンザニアに書類を送る場合の料金を調べると、郵便局のEMSは1,800円、FedExは10,000円、DHLは15,000円(2008年現在)。
目安の配達日数はどれもほとんど同じ。
それなら料金の点でEMSが断然選ばれそうですが、単純にそういうわけではありません。
郵便の場合、郵便があちらの国に到着してから宛先の住所に届くまでは、その国の郵便事情に身を任せるしかありません。
「ロシアの郵便事情」に書いたとおり、日本と同程度のスピードを自動的に期待することはできず、びっくりするくらい遅いこともあり得ます。
一方、FedEx、DHLなどの国際宅配便は、宛先国に到着後の配達も早い。
郵便を使うか国際宅配便を使うかは、予算と急ぎ具合の両方を考えて検討する必要があります。
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