翻訳は、対象分野に応じて、次の3種類に分けられます。
① 出版翻訳
② 映像翻訳
③ 産業翻訳
①出版翻訳は、文芸翻訳とも呼ばれ、本や雑誌の翻訳のことです。ネット記事や歌詞の翻訳もここに含まれます。
②映像翻訳は、メディア翻訳など別の名前で呼ばれることもあり、海外ドラマやニュース、映画などに字幕を付けることを言います。
ゲーム実況動画の字幕もここに含まれますが、これは現在、非常に需要が大きい分野ではないでしょうか。
また、字幕ではなく、吹替音声用のセリフを翻訳することも映像翻訳です。
③産業翻訳は、実務翻訳、ビジネス翻訳などとも呼ばれ、企業や行政機関の活動で生じるありとあらゆるビジネス関係の翻訳です。
契約書、規程集、プレゼンテーション、報告書、マニュアル、ウェブサイト、社内資料などなど、様々な種類があります。
さて、翻訳を職業とする人(翻訳者、翻訳家)は、①、②、③のどれかに特化しているのが通常です。
また、それぞれの中でも、さらに特定の分野に特化していたり、得意としていたりします。
たとえば、①の中でも小説の翻訳者、ビジネス雑誌の翻訳者、歌詞の翻訳者、③の中でも金融関連の翻訳者、音楽分野の翻訳者、というような具合です。
①、②、③の中では、③が圧倒的に対象となる文書が多く、需要が大きいため、翻訳者の数も①②よりも多いです。
「翻訳の仕事をしている」という人は、だいたいが③ビジネス翻訳をしているのではないでしょうか。
このように、翻訳の種類は大きくは3種類、実際にはもっと細分化されます。
その様々な分野のそれぞれに、それを得意とする翻訳者がいて、翻訳サービスを提供しています。
翻訳の仕事をしていたら何でも翻訳できる、というわけではありませんので、翻訳サービスを選ぶ際には、この点に留意するといいかと思います。
ちなみに弊所は、③のビジネス翻訳を行っており、その中でも、契約書や裁判書類など、法務関係の翻訳を中心業務としています。
以上、翻訳の区分の話でした。
次回、「翻訳を職業とする人」の呼び方について、お話しします。
法務・翻訳事務所オーロラのサイト
This post is about the 3 major categories for translators: (1) Publications, (2) Visuals, and (3) Business.
(1) Translation of publications includes translation of books, magazines, online articles, and lyrics.
(2) Translation of visuals includes making subtitles for TV dramas, news, movies, gaming videos, etc.
(3) Business translation includes the translation of a wide range of documents in relation with the operation of businesses and government bodies.
A translator is normally specialized in one of Category (1), (2), or (3), and even in a smaller subcategory.
Therefore, it is more like “I am a lyrics translator” or “I am a translator specialized in financial areas” than “I translate any document”.
When you choose a translator, you may want to be mindful of this point.
Our firm is specialized in legal documents such as contracts and court documents.
A post about how you say translator in Japanese will follow.
AURORA Websites: