外国のほとんどの国は、日本に大使館を設置していて、その場所は、すべてが東京です。
東京のどの辺りに多いんだろうと思って調べてみたら、大使館マップなるものを見つけました。それを見ると、やはり外務省周辺など日本の政府機関の中心地には多く、その他にも大使館が集中しているエリアがいくつかあるようです。
日本に大使館がない国も、少ないながらあります。その場合、インド、台湾、中国など近郊の国の大使館が日本も管轄に含めて兼務していたり、大使館はないけど領事館があるというケースもあります。
外国の大使館には、その国から派遣される「大使」が駐在します。
大使のメイン業務は、その国と日本政府との間の外交活動です。
アメリカのキャロライン・ケネディ大使が2013年から3年余り日本に駐在された時には注目を集めました。米国の代表として、被災地を何度も訪問されていたことを覚えています。
外交活動の他にも、大使館では、日本に滞在する自国民に対するパスポート発行、ビザの発給、その国のビジネスの促進などを行っており、これらの業務は領事部と呼ばれるセクションが担当します。
一方、領事館は、東京に大使館を一か所置くだけだと自国民にサービスを提供するための拠点が足りないと判断した国が、日本各地に設置するものです。
多くは、大阪、名古屋、福岡などの大都市や、本州から離れた北海道、沖縄に設置しますが、領事館の数は1か所だったり、アメリカのように5か所だったりと様々。設置していない国も多いです。
設置していたけど廃止になったり、場所が移転したりということもよくあります。最新の領事館の場所は、外務省ウェブサイトの情報が確実かと思います。
領事館には「大使」はおらず、その国から派遣される「領事」が駐在します。
領事のメイン業務は、自国民に対する保護やパスポート発行、自国のビザの発給、自国のビジネスの促進などです。
大使館の領事部が行う業務を、各地の領事館でも行っています。
さて、領事館の中に、名誉領事館と呼ばれるものがあります。
領事館はその国から派遣される領事の拠点であるのに対し、名誉領事館では、地元の一般国民が名誉領事として任命されるというのが領事館との大きな違いです。
領事館を設置するほどの必要性はないが、自国民の保護や連絡先の拠点を置きたい、というような意味合いで名誉領事館を設置するようです。
日本の名誉領事館は、その国とビジネス関係がある会社の社長が名誉領事に就任し、その会社の施設を用いて名誉領事業務を行っているパターンが多いのではないでしょうか。
なお、自国民の連絡先という役割から、名誉領事館のほとんどは認証発行の業務は行っていません。
弊所が知る限り、大阪のシンガポール名誉領事館とカナダ名誉領事館では認証業務を行っています。
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